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NiFAニュース 第108号
令和5年6月30日発行

■目次
- 新年度挨拶
- 理事会・社員総会報告
- 大会告知/平尾知佳選手(アルビレックス新潟レディース)なでしこジャパン W杯メンバー選出!
- 大会告知/第44回北信越国民体育大会サッカー競技
- 結果報告/天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会
- 結果報告/令和5年度新潟県高等学校総合体育大会 決勝
- 結果報告/第30回ろうきんカップ ミニサッカーフェスタ U-10
- 結果報告/スポーツデポカップ 第31回新潟県U-12サッカー選手権大会
- 結果報告/JFA第34回O-40女子サッカーオープン大会について
- 事業報告・お知らせ/中体連地域移行のモデルケース
- 事業報告・お知らせ/2023年度新潟経営大学女子サッカー部創部
新年度挨拶
ご挨拶
一般社団法人 新潟県サッカー協会 会長
柄沢 正三
新年度を迎えるにあたり、皆様にご挨拶申し上げます。
令和5年度事業が開始されて3ケ月を経過いたします。新型コロナウィルス感染症が5類に定義され、日々の活動が発生前に戻りつつあります。とはいえ、感染症が消滅したわけではありません。県協会としては今後も安全・安心に配慮し事業の遂行に努めてまいります。
新潟県サッカー界は、協会員の皆様の不断のご努力によって、困難な期間を乗り越え多くの事業を停滞することなく実施してまいりました。登録チーム・選手はじめ事業の遂行に尽力されている各専門委員会、地区サッカー協会、連盟及び役員の皆様の深いご理解と温かいご支援に厚く御礼申し上げます。
去る6月20日に開催された理事会・社員総会において令和4年度事業報告及び決算報告を承認いただきました。報告では、少子化及びスポーツの多様性が顕著であり、幼少期のサッカースポーツへの取り組みが必須であること、また各年代に渡り継続される登録拡大への施策の構築が急務であることが示されております。
県協会は、課題解決を目指し、組織の整備を行っております。サッカーの普及活動において最も傾注すべき分野の「グラスルーツ委員会」、将来構想を考える「総務委員会」の活動を続けてまいります。また、女子サッカーや小学生年代の普及活動の事業化を引き続き支援してまいります。
新潟県では、今年8月に第44回北信越国民体育大会を開催し、県協会はサッカー競技を主管いたします。新潟県代表の強化を図るとともに、安全・安心な大会運営に努め、北信越各県の代表チームを迎えたいと思います。
9月には、「新潟県のユース年代の強化」と県民への「国際試合の提供による普及」を目的として「国際ユースサッカーin新潟」を開催します。今大会は第25回を迎えますが、既に「U-17ワールドカップ」出場を決めている日本代表並びにベネズエラ、ニュージーランド各代表と新潟選抜による総当たり戦を行います。この強豪チームに対するU-17新潟選抜の健闘を期待するところであります。
さて、県協会に関わる多くの皆様と県民が待ち望んでおります「日本代表(SAMURAI BLUE)」の国際親善試合をいよいよ10月に開催することとなりました。これまで役員はじめ多くの方々と協力して招致活動を続けてまいりましたが、開催地に選出されたことを共に喜びたいと存じます。これから具体的な実務作業となりますが、満員のスタジアムを目指し準備を進めてまいります。何卒、皆様のご支援をお願いいたします。
県内の人口減少や高齢化の波は少しも止む気配がありません。県協会の実施するサッカーを通じたスポーツ啓蒙や地域活動に更に期待が高まります。県協会はこれらの課題解決の一翼を担える存在でなければなりません。そのためにも県協会は明確なビジョンを持ち、それを形にしなくてはなりません。まだまだ多くの課題がありますが、協会役員並びに会員の皆様のお力添えをいただきご期待に応えてまいります。倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、多くのサッカーファミリーの皆様に、以前のような熱気あふれる観戦・応援の日常が戻ることを願い挨拶といたします。
理事会・社員総会報告
理事会・社員総会の開催

理事会・社員総会が2023年6月20日(火)、新潟グランドホテル 会議室で開催されました。
会議では次の事項が審議され、満場一致で承認されました。
- 2022年度(令和4年度) 事業報告について
- 2022年度(令和4年度) 決算報告について
大会告知
平尾知佳選手(アルビレックス新潟レディース)なでしこジャパン W杯メンバー選出!
FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023(7/23~8/20)のなでしこジャパンメンバーに、アルビレックス新潟レディース所属の平尾知佳選手が選出されました。
前回のフランス大会に引き続いての選出となった平尾選手は、「4年間、世界の舞台で活躍することを目標に練習してきた。新潟を代表して、世界一をとれるように頑張ってきたい」と力強くコメント。本大会での大いなる活躍を期待しましょう!
日本代表のマッチスケジュール(※日本時間)
第1戦 | 7月22日(土)16:00~ | vsザンビア | (ニュージーランド/ハミルトン) |
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第2戦 | 7月26日(水)14:00~ | vsコスタリカ | (ニュージーランド/ダニーデン) |
第3戦 | 7月31日(月)16:00~ | vsスペイン | (ニュージーランド/ウェリントン) |
第44回北信越国民体育大会サッカー競技
期間 | 2023(令和5)年8月11日(金)~13日(日) |
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試合会場 |
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日程・会場
左右にスクロールできます
種別/日程 | 8月11日(金)4試合4会場 | 8月12日(土)5試合5会場 | 8月13日(日)3試合3会場 |
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成年男子 |
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少年男子 |
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少年女子 |
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練習会場
- 新潟県スポーツ公園多目的運動広場南エリア(人工芝)
試合日程
左右にスクロールできます
日 | 記号 | 会場 | 種別 | 開始時間 | 対戦 | 備考 | ||
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11日(金) | A | 新津金屋運動公園 | 成年男子 | 10:00 | 長野県 | vs | 福井県 | 1回戦 |
B | 白根総合公園多目的広場 | 成年男子 | 10:00 | 富山県 | vs | 石川県 | 代表決定戦 | |
イ | スワンフィールド | 少年男子 | 10:00 | 1位 | vs | 5位 | 変則リーグ戦 | |
あ | 新潟市陸上競技場 | 少年女子 | 10:00 | 4位 | vs | 5位 | 1回戦 | |
12日(土) | C | 白根総合公園多目的広場 | 成年男子 | 10:00 | 新潟県 | vs | Aの勝者 | 代表決定戦 |
ロ | スワンフィールド | 少年男子 | 10:00 | 2位 | vs | 5位 | 変則リーグ戦 | |
イ | スワンフィールド | 少年男子 | 10:00 | 1位 | vs | 5位 | 変則リーグ戦 | |
ハ | 新津金屋運動広場 | 少年男子 | 10:00 | 3位 | vs | 4位 | 変則リーグ戦 | |
い | 県スポ広場南エリア | 少年女子 | 10:00 | 1位 | vs | あの勝者 | 2回戦 | |
う | 新潟市陸上競技場 | 少年女子 | 10:00 | 3位 | vs | 2位 | 2回戦 | |
13日(日) | ニ | スワンフィールド | 少年男子 | 10:00 | 1位 | vs | 4位 | 変則リーグ戦 |
ホ | 新津金屋運動広場 | 少年男子 | 10:00 | 2位 | vs | 3位 | 変則リーグ戦 | |
え | 新潟市陸上競技場 | 少年女子 | 10:00 | いの勝者 | vs | うの勝者 | 代表決定戦 |
競技組み合わせ



試合結果・活動報告
アルビレックス新潟が2年ぶりに初戦(2回戦)を突破!!新潟医療福祉大学は1回戦で惜敗!!
アルビレックス新潟は、天皇杯とJ1リーグ戦が重なる過密日程の中、6月7日(水)デンカビッグスワンスタジアムにレイラック滋賀(滋賀県代表)を迎え2回戦を戦いました。リーグ戦13位(6月5日現在)のアルビレックス新潟は、松橋監督のもと直近リーグ戦から入れ替えたメンバーで挑み、前半から攻勢をかけ40分前にゴールを奪取、先制した。後半はボールを支配し何度もシュートを浴びせたが、決定力を欠き追加点は奪えなかった。後半30分にベルギー移籍の伊藤涼太郎選手が出場、終了間際にシュートを放ち4285人のサポーター・観客が歓喜した。
アルビレックス新潟は2年ぶりに初戦を突破、3回戦はカターレ富山と対戦する。
また、新潟県選手権(都道府県代表決定戦)を制し、新潟県代表として1回戦に出場した新潟医療福祉大学は、岐阜FC(J3)に前半は押し気味に進めたが後半中盤に先制点を許し、後半追いついたが直後に追加点を許し1―2で競り負け1回戦敗退となった。
天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会 県勢成績

前半を押し気味に進めたが、後半1-2で岐阜に競り負けた。

前半40分前に先制点を奪取、この1点を守り切り初戦を突破した。




令和5年度新潟県高等学校総合体育大会 決勝
帝京長岡高等学校サッカー部 監督
古沢 徹
この度、令和5年度新潟県高等学校総合体育大会において、優勝させていただき、大変うれしく思っております。決勝戦では、素晴らしいグラウンドで、たくさんの方々に見に来ていただけたことで、その場でしか感じることのできない緊張感を味わうことができました。
その中で、選手は一生懸命プレーし、持っている力を全て出し切り、勝つことができました。
この結果を得ることができたのも、4種、3種の指導者様の熱のある指導、多大なる努力の賜物であると思っております。そして、学校や長岡市の方々からたくさんのご支援をいただき、皆さんと一緒に勝ち取った優勝だと思っております。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
全国大会では、目標である全国制覇を達成して、多くの方々に喜んでいただけるように、新潟県の代表として恥じない戦いをしてきます。応援よろしくお願いいたします。


第30回ろうきんカップ ミニサッカーフェスタ U-10
ジェス新潟東SC コーチ
宮坂 昌樹
この度、「第30回ろうきんカップ ミニサッカーフェスタ U-10」において、優勝することができました。
チームにとって、4⼤会ぶり3度⽬の優勝となります。
今⼤会に向け、チームコンセプトでもある「攻守連動」をテーマに、個⼈としての技術や判断、グループとしての戦術や連動性をトレーニングから積み上げ、準備してきました。
前回⼤会では、準優勝という結果で終わり、去年ピッチで悔しい想いをした選⼿もいました。
その想いが糧となり、今年こそは優勝するぞという強い気持ちがトレーニングの姿勢から現れ、本番で出しきれたことが優勝に繋がった⼤きな要因だと感じております。
今⼤会は優勝というとても良い経験をさせていただきましたが、これがゴールではありません。
選⼿、スタッフ共に、この現状に満⾜せずに、常に謙虚な気持ちと向上⼼を持ってこの先、更なるレベルアップをしていきたいと思います。
最後になりますが、ようやくコロナ禍の終息が⾒えてきたなか、今⼤会の開催にご尽⼒いただきました⼤会関係者の皆様、選⼿、保護者様、チームスタッフ、ご協⼒いただきました全ての皆様に深く感謝申し上げます。
ろうきんカップ
ジェス新潟東SC 主将
笠原 虹汰

ぼくたちは、ろうきんカップで優勝することができました。
去年は準優勝。
それを経験したメンバーもいます。
その悔しかった思いを、今年の大会にぶつけられたと思います。
チームでは、戦術練習を行いました。
自主練習では、お父さんと個人技術をみがきました。
チームのコーチ、仲間、家族、サポートしてくれる人たちのおかげで優勝することができました。
今回、ぼくは、予選リーグに出場できませんでした。
予選リーグを勝ち進み、決勝リーグに参加させてもらえたこと、チームのみんなに感謝しています。
これからも、感謝の気持ちを忘れずに、また優勝できるように努力していきます。
スポーツデポカップ 第31回新潟県U-12サッカー選手権大会
ジェス新潟東SC コーチ
宮坂 昌樹
U-12(6年生)、春の県チャンピオンを決める大会「スポーツデポカップ 第31回新潟県U-12サッカー選手権大会」において、県大会優勝を勝ち取ることができました。
この学年はあと一歩のところでタイトルを逃し、悔しい想いを何度もしてきた学年でした。
2日間で予選リーグ3試合、決勝トーナメント3試合と気温の上がった、この週末の厳しいコンディションのなかでも、みんなで声をかけあい一丸となりポジティブな雰囲気で試合に挑めました。
決勝トーナメントの厳しい試合展開のなかでも、ひたむきに戦い、この日は勝負強さ、勝ちきるチームの雰囲気というものをチーム全体として見せることができ、チームの成長を感じることができました。
これまで練習で積み上げてきたことをピッチで表現し、最後まで戦いきった選手達のプレーに感動いたしました。
今後も現状に満足せず、常に上を目指して頑張ってほしいと思います。
また、今大会の結果により、2度目の北関東大会への出場権を得ることができました。
2019年大会の県勢初優勝をした先輩達に続けるように新潟県の代表として優勝を目指してしっかりと戦ってきたいと思います。
今後とも温かいご声援を宜しくお願いいたします。
この度は大会運営にご尽力していただきました関係者の皆様、選手、保護者様、チームスタッフ、ご協力いただいた全ての皆様に深く感謝申し上げます。
スポーツデポカップ 第31回新潟県U-12サッカー選手権大会
ジェス新潟東SC 主将
長谷川 樹

僕達はあと少しで優勝を逃す悔しい経験を何度もしてきました。
今回は「絶対に優勝してやる!」と強い気持ちで挑みました。
僕は基本から見直す為、体幹トレーニングやボールタッチを毎日かかさずやってきました。
練習では、「保持・前進・フィニッシュ」をコーチより指導して頂きました。
大会中はチームとしてイメージするプレーを沢山する事が出来ました。
ピッチに出ていない選手も含め、チーム全体で声をかけ合い同じ方向を向く事ができ、その結果優勝をする事が出来ました。
選手で考え、声をかけ合い、粘り強く諦めない。
このチームの良さを延ばして皆で高め合いながら、全国を目指したいです。
JFA第34回O-40女子サッカーオープン大会について
生涯スポーツとしてのサッカー
FC Jewel
秋山 真佑美

40歳になり、ずっと出場したかったO-40大会に出られる年齢になった。やっと今年は大会に行ける。何年間もチームの先輩方の土産話を聞いては、大会に行ける年齢になるのを楽しみにしていた。そんな時、世界中で新型コロナウィルスの流行が始まった。数々の大会が中止となり、サッカーの練習をするのも不自由な状況が数年間続いた。楽しみにしていたO-40大会も中止となった。
そして、今年。我がチームは3大会振りに第34回大会に参加する事となった。私にとって、初めてのO-40大会。3日間大好きなサッカーができて、気の合うチームメイトと楽しい時間を過ごせる。考えただけでもワクワクする。大会までの熱の入った練習も充実した時間となったが、Jヴィレッジでの3日間はとても素晴らしいものだった。
この大会では、素敵なお土産もあった。全国各地のチームの方々との交流の深まりだ。3月の大会を終えて、4月には富山県からお誘いを頂いた。そこでは有難い事に富山県、新潟県の他、石川県、山形県、愛知県のチームの方々とサッカーや懇親会で仲間になれた。新潟県でも9月に女子サッカー交流会を開催予定だ。(全国のチームの方々是非ご参加ください)
私たちO-40年代のメンバーが、サッカーを通して県外の仲間と交流したり、大会に参加しチームを盛り上げていく。この姿を見て、若い世代もサッカーを続けていくと信じている。
Never retire…
事業報告・お知らせ
中体連地域移行のモデルケース
HAKUSHIN SC 監督
内田 直樹
今年度から全国の公立中学校を皮切りに、部活動を地域の文化・スポーツ団体の活動に移行していく「地域移行」が段階的に始まりました。
私が数年前よりサッカー部の外部コーチとして関わってきた白新中学校でも学校独自の部活動改革である段階的地域移行プロジェクトが開始されました。生徒の部活動に対するニーズに応える場の設置、環境整備、学校教職員の働き方改革を見据えたスポーツ・文化活動の実施を目的とした取り組みです。サッカー部も昨年度から地域移行に向けて顧問の先生方と幾度となく協議を重ね、サッカー部に所属している生徒たちのニーズに応えるべく地域のジュニアサッカークラブチームと連携し、中学生を対象としたサッカークラブチーム「HAKUSHIN SC」を立ち上げました。
サッカーを通じて生徒たち自身の成長と自立を促し、学校生活とサッカーの両立を目的とし活動しております。4月からスタートした活動の方も学校や地域の協力を受け、生徒たちも中体連大会に向け日々練習に励んでおります。
部活動の地域移行には、学校や地域、部活動の種目によって様々な課題があると思いますが、目の前の生徒たちが通っている中学校や住んでいる地域で、「スポーツがしたいけどスポーツができない」と言う不利益な状況だけは作りたくないとの思いから学校、地域と協力して今年度から活動を始めております。
今年度は、学校独自での部活動地域移行ですが今後、少子化による生徒数の減少、費用負担、指導者不足などの改善に取り組み、近隣地域への情報発信などを行い魅力ある持続可能なチーム体制の強化に務めながら活動を進めていきたいと思っております。
最後に部活動地域移行あたりご支援、ご協力を頂きました白新中学校の先生方、地域の皆様には本当に感謝申し上げます。これからもHAKUSHIN SCに温かいご支援、ご声援をよろしくお願い致します。


中体連地域移行のモデルケース
新潟北サッカーコミュニティMINAMIHAMA 代表
有田 拓也
新潟北サッカーコミュニティMINAMIHAMA(以下略:新潟北SC)は、2021年度スポーツ庁の委託事業として発足した。母体となる南浜中学校サッカー部は、実績と伝統のあるサッカー部である。時代の流れとともに、様々なことが変化し、南浜中サッカー部にとって部員数の減少は大きな問題であった。2021年度の部員数は3年生11名、2年生0名、1年生3名の総勢14名。3年生が引退するとわずか3名となる。そんな状況の中で舞い込んだのが委託事業であった。「部活動を地域に」教員の働き方改革が前提となる事業であったが、やはり中学生にとって充実した活動にならなければ意味はない。顧問の先生の負担を軽減しつつも、参加するすべての人にとって、土日の時間が有意義なものとなる活動が必要である。そこで新潟北SCは、「地域と繋がりのある活動」をコンセプトに多様な活動を展開することにした。
まずは部員数の減少問題を解決するために、周辺校に参加を呼びかけ、周辺3校も部員数の減少に悩んでいたため、快く応じてくれた。他校の選手やコーチとの"繋がり"が生まれ、様々な練習が展開できるようになった。また、南浜という地域の特性を活かし、同地域の高校や大学との連携もはかり、敬和学園高校とは、合同練習や交流試合を行なった。進学先に選ぶ生徒も多いため有意義な交流となった。新潟医療福祉大学には、競技力向上や人生の幅を広げるための講演を依頼した。健康栄養学科、中村純子先生を招いての栄養教室では、保護者の参加もしてスポーツをする中学生に必要な栄養の知識や考え方をご教授いただいた。また、当時新潟医療福祉大サッカー部、今季からベガルタ仙台で活躍中のオナイウ情滋選手を招き、"中学生に伝えたいこと"という題目で講演いただき、中学生時代の話もあり、選手にとって刺激のある講演会となった。 SC」を立ち上げました。
普段の部活動では、なかなか生み出すことのできない様々な"繋がり"の中で、選手の土日の活動を充実させようと活動中である。現在は、新潟北SCとして中体連大会への出場が決まり、意識高く練習や試合をしている。メンバーは総勢47名になり少し軌道に乗ってきてはいるが、まだまだ課題は山積みである。新潟北SCは、サッカーを通じて人と人とが繋がり、その繋がりの中で1人1人が成長し、スタッフ含めた参加者すべての"居場所"になる、そんなコミュニティをこれからも目指していきたい。


2023年度新潟経営大学女子サッカー部創部
新潟経営大学 女子サッカー部 監督
稲葉 旬

今年度、4月より新潟経営大学女子サッカー部を創部いたしました。
全国津々浦々から22名の選手が本学へ入学してくださいました。
そこに関わってくださいました、高校・クラブの関係者様並びに保護者の皆様には心より御礼申し上げます。
新潟経営大学女子サッカー部を立ち上げた経緯に関しまして、私は本学のOBであり2020年度まで選手として活動しておりました。そこで恩師である杉山学(現副学長)から2023年度に女子サッカー部を創部することとなり監督として戻ってこないかと話をいただきました。私はそこで新潟の為に恩返しがしたいという想いがあり、監督としての道を決断しました。
新潟の女子サッカー界はWEリーグで活躍しているアルビレックスがあるのに、女子の裾根が広がっていない現状があります。
本学女子サッカー部が創部することにより、新潟の子どもたちに目標となってもらえる選手・チームになることを目指し、子どもたちが安心してサッカーを続けていける環境を作っていきたいと考えております。
現在2か月が経ち新潟県リーグに参加しております。
選手には主体性を持たせ目標やルールなどは選手が決めております。
今年のチーム目標は県リーグ優勝・インカレ日本一などを掲げています。
多くの個性ある選手が集まっており非常に楽しみです。選手とともに歴史を作っていければと思っております。
最後になりますが、一戦一戦本気で戦っていきますので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。